コードが美しくてたまらない。この感覚をどうにかして伝えたい

👤horomi

ブログをいじることが好きだ。なにより美しい。

いじらなくても生活に支障はきたさないが、
いじれば活力がみなぎりだす。

ブログも自分も元気になし、感動の余韻すら味わえる。

この感覚を誰かに伝えたいが、伝えられない。
言葉で表しても同じ感覚をお裾分けできない。

こんなにも癒やされるのに。。。どうしたものか。

活力

毎日同じ生活を送っていると退屈する。

なにか夢中になれることがあればいいが、そんなものはない。

淡々と時が進む。

夜になって朝になる。

朝になったらいつもと同じようなことをして夜になる。

体内に眠るエネルギーを無理なく分配しながら1日を過ごす。

単調すぎて数日前の記憶は怪しい。

そんな生活に刺激が加わると一気に力がみなぎってくる。

刺激

刺激があると激しく何かが動かされる。

脳は活発になり、時間を忘れ、自分も忘れ、夢中になる。

刺激かどうかは人によって捉え方が違う。

同じ人でも時と場合によって捉え方が異なる。

今、これが刺激的だと感知したのには何か理由がある。

感性

ある対象や出来事を五感を通じて認識する。

想像力や知識などを関連させながら味わう。

目で見たもの、想像したものなどを1つにつなぎ合わせて堪能している。

そこに意味や価値を感じずにはいられない。

その中に「美しい」と感じるものがある。

美しいものは、感嘆させ、揺さぶり、掻き立て、欲望させる。


活力になるまでの過程を整理する

1. 外部刺激

自分の外には様々な刺激がある。

この刺激はあくまで客観的なもので、自分にとって刺激的でないはものを多く含む。

世界は刺激で満ち溢れている。

2. 感受性

溢れた刺激の1つに触れた時、敏感に感じ取れるものがある。

隣の人は受け流している刺激。なぜか自分は受け止めている。

数年前、同じ刺激に触れていた時自分は受け流していた。なのに今は受け流せない。

3. 感性

受け止めた刺激に意味や価値を感じる。

記憶を辿って伏線回収を試みたり、想像して思いを馳せたりしながらそこから広がる何かに希望を見出す。

4. 内部刺激

自分にとって刺激的な刺激だと認識する。

いくら外部刺激に触れられる環境があっても、それを受け取り、意味や価値を自分で見い出せなければ【自分にとっての刺激】を再定義できない。

5. 活力

自分の内部から発生するエネルギー。

意味付けされた刺激がモチベーションに変換された状態。

何かをしたくてたまらなく、ついVSCodeを開いてしまうあれ。

6. 行為

最終的に活力がブログをいじる行為につながる。

美しい

外部刺激から感受性の部分まではよくある話。

問題は感性の部分。

開発した人の書き残したコードを読み解きながら
書き表し方に感動し、
関数や変数の切り分け方に感動し、
ファイルの構成に感動する。

混沌としたデータを見事に構造的に捉え、使用時のことを考慮して使いやすく処理している。
これは美しい以外になんと形容すればいいのか分からない。

点と点がずべて繋がっていて、1つ1つの書き方に意味が眠っている。
謎解きゲームのように1つ1つ明らかにしていくと頭上から電気が走るような感覚になる。

これがたまらない。

そして、この静かな時間が何よりも美しく思える。
コードと自分。
ターミナルと自分。
サーバーと自分。
何の思惑もないクリーンな関係で時間を溶かすことができる。

やればやるだけ美しさを鑑賞できる。

ただ自分の考える圧倒的に美しい存在たちに触れる機会を渇望しているだけなのだ。


___ 「庭の話」宇野常寛


鑑賞しながらもっといいプログラムを目指して補修する。

私の補修は一貫している。
原型をなるべく残す。
何年経っても美しくあってほしい。

人間の精神は、ある事物を強く追求することにより、その理想形が内部に生じる。
その事物のなかの自分をより強く動かす要素を全面化したものや、自己のなかでより強い快楽を得られるようにアレンジしたものを求めるようになる。

___ 「庭の話」宇野常寛


原型を作った人は今頃比べ物にならないくらい美しいコードを書いているかもしれない。
でも私はこのコードで満たされている。いや、むしろ満たせるように手を加え続けている。


世界に存在すらしていない理想の事物にどうしても触れたいというほとんど追い詰められるような気持ちと、まだ見ぬものへの果てしない憧れを同時に胸に秘めながら「自分で制作するしかないのだ」と決意する。

___ 「庭の話」宇野常寛

この感覚、分かる人がいたら嬉しい。


参考文献

引用までは至らずとも、要素のベースにした本が何冊かある。

  • 中動態の世界_意志と責任の考古学:國分功一郎
    • 中動態を介して意志と責任の新たな視点を提供。
    • 歴史や哲学的言説を通して中動態を探求。
    • スピノザ、ハイデガーなどの哲学者の思想を考察。
    • 意志決定支援の新概念「欲望形成支援」の提示。
    • 言語学的視点から中動態と能動態の対比を考察。

「ふつうの暮らし」を美学するのおかげで料理が苦痛な理由が分かった。
他愛もないことでも感動することが最近よくあって、その仕組も理解できてスッキリした。

中動態の世界は人と価値観の違うのはなぜなのかという部分を言語化してくれて励まされた。
能動的に行動するということは、自分が相手に何かをするという既存の考え方ではなく、自分が相手に何かをするまでの過程で自分の本質をどれだけ多い割合で行動できているかという考え方にすごく納得した。考える力を高め、明晰に状況を認識できれば受動から能動に変換できるという部分に今までの取り組み方に自信を持つキッカケになった。

引用文献

難解なので、関連動画を視聴しながら大枠を捉えるのがおすすめ。

著者のPLANETSというYouTubeチャンネルの対談が分かりやすい。

  • 庭の話:宇野常寛
    • 「庭」という新たなコンセプトで多様な生態系や人間関係を回復。
    • プラットフォーム経済による現代社会の課題に対する哲学的アプローチ。
    • 個々の選択が社会に与える影響を意識させる。
    • 情報技術社会でのコミュニティの再構築方法を探る。
    • 孤独と多様な関わり方の価値についての示唆。