日本語教育能力検定試験の過去問をやっていたら
Discordのチャンネル構成のヒントが記載されていたので、この記事に残しておきます!
留学などで異文化環境へ移動した際に生じるカルチャーショックは、ベリーによって「文化需要態度」を4つのタイプに分類化されています。
- 統合
- 同化
- 分離
- 周辺化
これらの違いを詳しく教えてください。
ベリーのカルチャーショックの理論における「文化対応態度」は、異なる文化環境に移動した個人が新しい文化とどのように関わるか、また、元の文化をどのように保持するかを理解するフレームワークを提供します。これらの対応態度は4つのカテゴリーに分類されており、それぞれのカテゴリーが個人の異文化経験の異なる側面を反映しています。以下にそれぞれのカテゴリーについて詳細に説明します。
これらの対応態度は、個人が新しい文化環境に適応する方法と、文化的アイデンティティをどのように認識し維持するかを理解する助けとなるかもしれません。
複数あるコミュニティを1つの活動場所(Discord)に誘導する場合にも文化受容態度が適用されると感じました。
活動場所における運用は以下のようになっています。
- 出身のコミュニティ問わず交流できる雑談チャンネル
- 出身のコミュニティごとに独立して用意されたカテゴリー内チャンネル
ベリーの文化受容態度のフレームワークは、実際にはオンラインコミュニティのような状況にも適用できます。異なるコミュニティから来た人々が一つのプラットフォーム(この場合はDiscord)で交流する際に、それぞれの文化的背景とどのように向き合い、交流するかについて考察することができます。具体的には、以下のように適用される可能性があります。
このフレームワークを利用することで、コミュニティ運営者は異なる背景を持つメンバーの交流と適応をより良く理解し、サポートすることができるでしょう。
誘導予定のコミュニティに共通する点は「自分で勉強する」です。
これは質問対応する場所や講座を開催するのではなく自学自習に重きを置いています。
「学習者オートノミー」という学習法がイメージとして合いそうです。
当初は【同化】させてチャンネルを同じにしようかと思いましたが、
出身のコミュニティによって興味のある勉強分野が異なったり、返信の頻度によっては学習に集中できないと感じる人も出てくることが予想されそうです。なので、集中したいタイプのメンバーは別で用意したチャンネルを使えるようにし、気分によって賑やかなチャンネルにも参加できるようにしたいです。
集中したい人の目線で考えるとこの構成は【統合】といえる気がするんですが、あっていますか?
はい、おっしゃる通り、提案された構成はベリーの文化受容態度のフレームワークにおける【統合】のカテゴリーに当てはまるように思えます。【統合】は新しい環境と元のコミュニティの両方を尊重し、それらの間でバランスを取ることを意味します。具体的には、以下の点で3の概念が反映されていると言えるでしょう。
出身コミュニティによって興味のある勉強分野が異なることを認識し、それに対応するために別のチャンネルを用意することは、メンバーの異なる背景と興味を尊重する示唆となります。
集中して学習したいメンバーには専用のチャンネルを提供し、同時に賑やかなチャンネルで交流を楽しむ選択肢も提供することで、メンバーにとって柔軟な学習と交流の環境を作り出しています。
雑談チャンネルと専用学習チャンネルの両方を提供することで、メンバーは学習と交流の両方を経験でき、それぞれのニーズと興味に合わせて選択できるようになっています。
このように、異なる背景と学習スタイルを持つメンバーのニーズと興味を尊重し、それらをバランス良く統合する環境を提供することは、【統合】の文化受容態度に合致していると言えるでしょう。
雑談と勉強カテゴリーをベースに考えてみた
henGENメンバーは行き来自由だけど
ロール付与されていないメンバーは<集中したい用>には行けない。
※ henGEN以外の人にもニーズがあれば選択ロールを設置して行き来自由にするかも…
これ以外のカテゴリーは【分離】状態のままにしとく。。。。